2019/1/1

委員長あいさつ

アイシンに集う仲間が幸せを実感できる未来をめざして

明けましておめでとうございます。
旧年中は、たいへんお世話になりました。
新しい年を、新たな想いと決意でお迎えのことと思います。
本年も、労働組合に対しまして、ご理解とご協力をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

昨年を振り返ると、大阪北部や北海道胆振東部での地震や西日本を中心とした豪雨、更には災害級の猛暑などの大規模自然災害に加えて、自動車業界の不正問題など様々な出来事があった1年でした。
自然災害の猛威は、グループ会社や取引先の事業所にも大きな爪痕を残し、中には生産停止を余儀なくされるまでの被害となる災害もありました。
不測の事態に直面する中、過去の経験を活かした災害発生当日からの現地支援やバックアップ生産の早期開始など、復旧業務に全力を投じていただきました。
1日でも早い復旧をとの想いを一つにし、それぞれの持ち場や立場でご協力いただいたこと、アイシングループが一丸となって復旧に向けてご支援いただいたことが、早期復旧に繋がったと思います。
ご尽力いただいた組合員とご家族の皆様、関係各位の皆様に深く感謝申し上げます。
日本経済に目を向けてみますと、企業による設備投資の増加、雇用・所得環境の改善による個人消費の緩やかな増加など、景気は緩やかに回復している一方で、米国の保護主義政策の一環である関税引き上げに対し、各国が対抗措置を表明するなど、貿易摩擦が世界経済に及ぼす影響が懸念されることから、今後の日本経済も楽観視できる状況ではありません。
雇用環境での課題も山積しています。労働者の不足が深刻化し、企業では人材確保や流出防止に向けた施策、高齢者など多様な人材が活躍できる環境の整備など、雇用競争に打ち勝つため企業の魅力向上が不可欠な環境となっています。
また、政府は労働力確保に向け外国人労働者受け入れ拡大の政策を打ち出してはいるものの、文化や言語が異なる人材を受け入れる準備や職場を運営する上で今以上に課題が増加することも想定しなければなりません。
自動車産業では、電動化による構造変化やIoT社会との連携、AIによる自動運転技術が進展するとともに、自動車に求める付加価値が所有から利用へと変化するなど、100年に一度とも言われる産業構造の大変革期に立っています。
各企業では、競争力強化を目的とした事業の統廃合やグループの再編、新たな枠組みでの企業同士の提携など、生き残りをかけた施策が展開されています。
アイシングループでも、「危機感」ではなく本物の「危機」が到来しているとの認識のもと、事業を取り巻く環境の変化を受け止め、事業のスクラップ&ビルドやグループ企業の統合、トヨタグループ企業との合弁会社設立などの施策を展開しています。
本年4月には、アイシン・エィ・ダブリュ(株)とアイシン・エーアイ(株)の経営統合が既に発表されていることから、アイシン労働組合としても、職場の意見を吸い上げ課題の解決に繋げるとともに、連合体組織の強みを最大限に発揮できる体制を構築していかなければならないと考えます。
私たちは今までにない厳しい環境の中に立たされていますが、こうした様々な環境を正しく認識し、意識と行動を変革させていかなければ、真の競争力を築き上げる事はできません。企業労使が永続的に発展していく為には、組合員一人ひとりが意識を変え、行動を変えていくことこそが生き残りに繋がるのだと確信しています。
労使相互で立場は違いますが、目指すべきものは「企業の発展と従業員の幸せ」です。アイシングループに勤めて良かったと感じられるよう、労使一体となってこの難局に立ち向かっていきたいと思います。

「安全で安心して働くことができる職場づくりに向けて」

職場の災害は高止まりの状況にあり、STOP6災害を含めた休業災害も散見されます。「痛い思いをするのは本人、悲しい思いをするのは家族」との思いを持ち続け仕事に従事していただきたいと思います。
どれだけルールを作っても、守る意識が無ければ災害が無くなることはありません。安全は誰かが与えてくれるものではなく、自分の身は自分で守る事が大切であり、生産状況に左右されることなく、安全を最優先できる職場環境の構築に向けて様々な活動を推進していきます。
また、昨年は記録的な猛暑に見舞われ、各職場の特色に合わせた暑熱対策を講じていただいたものの、熱中症により体調を崩される方が多く発生してしまいました。労働組合としても、職場の実態を確認しながら、年間を通じた暑熱寒風対策について活動を推進していきます。
海外赴任者においても、労働事情に関わる意見の吸い上げや、健康確保の観点から労働時間実態を把握できるしくみづくりに向けて労使論議を行い、安全で安心して働くことのできる環境を実現していきたいと思います。

「ゆとり・豊かさが実感できる職場環境づくりに向けて」
昨今、労働力人口の減少や長時間労働による過労死問題を受けて、政府は多様な人材の活躍に向けた施策に加えて、労働基準法の見直しに着手しました。
アイシングループ各社も一人ひとりの生産性を高める活動を推進しながら、高止まりしている労働時間の低減に向け取り組んでいただいており、総労働時間低減に対する組合員の意識は向上してきていると感じています。
労働組合としても、効率の良い働き方を意識し行動することの重要性を認識した上で、高負荷職場の改善や個人に頼った働き方の解消、そして年休取得指標の100%達成及び駆け込み取得の是正などの活動を継続し、総労働時間の低減に繋げていきたいと考えています。
2017年度以降引き下げを実施してきた年間社内管理時間については、未だ解消に至っていない高負荷職場の要因を把握するとともに、労働時間の低減が目的とならぬよう、各職場での働き方改革の進捗も確認しながら、目指すべき姿の実現に向けた歩みを継続してまいります。

「安心して生活することのできる社会の実現」
日本社会は、所得格差の拡大や財政の健全化などの課題が山積していることに加え、雇用形態に関わらない待遇の確保や多様な人材の活躍を含めた働き方改革の論議が進められているなど、国政、県政、市政それぞれの場で、私たち働く者や職場の声を代弁できる仲間の活躍が不可欠な状況です。
そのためにも、4月統一地方選挙の愛知県議会議員選挙(安城市選挙区)には、2期目の挑戦として「しまぐち忠弘」をアイシンの代表として推薦決定するとともに、安城市議会議員選挙には新人候補として「稲垣たいぞう」「守口しょうじ」、豊田市議会議員選挙には2期目の「ひあて浩介」を推薦決定いたしました。
また、7月の参議院議員選挙(全国比例区)では、2期目となる「いそざき哲史」を自動車の代表として推薦決定し、7月中間地方選挙には、刈谷市議会議員として3期目の「中嶋よしゆき」をアイシンの代表として推薦決定しております。
安心して暮らすことのできる社会の実現には、推薦候補者全員を必ず議会の場へ送り出さなければなりません。皆さんの絶大なるご理解とご協力、ご支援をお願いいたします。

最後となりますが、本年も、安全と健康に十分ご留意され、組合員とご家族の皆様、またアイシンに集う全ての仲間にとって素晴らしい1年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

執行委員長 神谷 孝雄 2019年1月吉日

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